「専業トレーダー」それはFXをやっている人なら誰もが一度はなりたいと思った事があるのでは無いでしょうか?
しかし、現実はなろうと思っても金銭的な面からパッとなれなかったりします。
この記事では、専業トレーダーになるとどうなるのか、現役億トレが専業になるために準備・確認した事などを体験談でご紹介します。
これから専業トレーダーを目指す人の参考になれば幸いです!
専業トレーダーになるとどうなる?

専業トレーダーのメリット
「自由」この一言に尽きます。
起きる時間も寝る時間も何時だって構いません。
毎朝通勤ラッシュの電車に乗る必要もありません。
好きな時に好きな場所へ旅行に行って良いんです。
専業トレーダーがやらなければならない事は資金を稼ぐ事だけ!
それ以外は本当に自由です。
専業トレーダーのデメリット
毎月利益を出さないといけないプレッシャー
専業トレーダーは毎月必ずお金が貰えると保証されていません。専業トレーダーは毎月必ずお金が貰えると保証されていません。
一定の資金を超えるまではこのプレッシャーが毎日のように襲って来ます。
家賃や光熱費、食費等の生活費、年金、その他etc…
資金が無くなるという事は専業トレーダーの終了を意味します。
自分は資金が3,000万を超えたあたりからこの不安が解消されました。
資金が増えれば無くせるデメリットの一つなので専業になったらまずは目標を決めて、その資金まで増やせるように頑張りましょう。
様々な審査に通らない
専業トレーダーは社会的信用が低いため、様々な審査に通りづらくなります。
クレジットカードが作りづらくなるのはもちろんの事、住宅ローン等の融資は最悪受けれないと考えた方が良いです。
自分が困ったのは引越し時の審査で通らなくて、なんとか初めに敷金12ヶ月分を払うという条件で交渉して家を借りることが出来ました。
敷金なので退去時に返ってくるから良いものの、そういう事もあるという事は頭の片隅に入れておいた方が良いです。
暇を潰すのがつらい
暇です。
本当に暇です。
トレードスタイルにもよると思いますが、自分はバリバリスキャルピングで稼いで行くトレード手法では無いので本当に時間が余ります。
それでどうなったかと言うと、自分の場合はたまにチャートを確認しながら別の事業をやっていて、専業トレーダーになったのに普通に仕事もしています。
専業トレーダーは本当に人それぞれで、スキャルピングで常にチャートに張り付いている人、世界を旅しながらスマホでトレードしている人など様々なスタイルの人がいます。
あなたが専業になったらどのようなスタイルになりたいのかを考えておくのも良いでしょう。
何をするかは自由!専業トレーダーだったら趣味も仕事に出来ます!
専業トレーダーになるには?

元手はどれくらい必要?
これは生活状況で人によって変わりますが、どんなに少なくても300万は用意した方が良いです。
また、可能であれば投資以外の副業で月に5万~10万は稼げる環境を用意しましょう。
まずは毎月どれくらいの生活費がかかるのかを確認し、月に資金の何%の利益を出すのかを決めます。
仮に月に資金の5%を稼ぐとして、300万の資金があれば毎月15万円稼ぐことが出来ます。
15万から生活費を抽出し、残った金額を資金に上乗せして行きます。
ただしこれは正直かなりハードだと思ってください。
月に5%稼ぐのと、月に5%を稼ぎ続けるのは難易度が全く違います。
出来る限り、相場の並みに対応できるように余裕を持った資金でスタートするのが良いでしょう。

http://kawazanyou.info/calc.php
仮にスタートが300万で毎月5%勝ち続けられれば5年と11ヶ月で億トレになれる!
アルバイトや副業をするのも一つの手
もしトレードスタイルが常にチャートに張り付いていないといけないスキャルピングで無いのなら、アルバイトや副業をするのも一つの手です。
安定した収益源を1つでも作るだけで、専業トレーダーになるために必要な資金をグッと減らすことが出来ます。
アルバイトをしてたら専業トレーダーでは無いと思うかもしれませんが、専業トレーダーでも時間を持て余してトレード以外に自分で仕事をして稼いでいる人もいます。
専業トレーダーで大事なのはどれだけトレードしたいと思った時にトレード出来る環境を作れるかです。
例えば今だとココナラなどで家に居ながら仕事をする事だって出来ます。
中には業務中にスマホをいじれるバイトもあります。
まずはアルバイトをしながら仮の専業トレーダーになる事を目指すのも悪くは無いでしょう。
専業トレーダーになる前に準備するべき4つの事

ここまで読んで本気で専業トレーダーを目指そうと思っている人へ、専業トレーダーになる前に必ず準備するべき4つの事があります。
- 元手の用意
- 資金管理の徹底
- トレードルールの確立
- メンタルの強化
元手の用意
FXは元手がないと始まりません。
まずは元手がいくら必要なのかを計算するために以下の内容を確認します。
- 毎月の支出(家賃, 年金, 保険, 光熱費, etc…)
- 月に何%の利益を目指すのか(%パーセント)
毎月の支出が10万で月の利益が5%の場合の元手の出し方は以下になります。
毎月の支出(100,000) / 月利益(0.05) = 元手(200万)
ただし、これの場合は利益と支出が相殺して全くお金が増えて行かないので現実的ではありません。
この計算で出た元手に100万円程上乗せした金額を用意して専業になるのが良いです。
アルバイトなどで収入が出た場合は毎月の支出から収入分を計算して求めてね!
トレードルールは確立していますか?
専業トレーダーになるには当たり前ですがトレードルールは決まっていますか?
ルールというとちょっと固いですが、厳密に移動平均線が○○でRSIが△△の状態だから買いエントリーするとかを決める必要はありません。
中には言語化出来ないローソク足の値動き(プライスアクション)と言った感覚でトレードする人もいると思います。
ここで言うルールは、毎月コロコロと自分の中のエントリー基準が変わらずに、このトレード手法だったらトータルで勝てる!という明確な基準があるかと言う事です。
もしこの基準が決まっていない場合、自分の手法と波長が合わない相場の時にトレードで勝てない不安から手法を変えてしまって、終わらない聖杯探しの旅に行ってしまう人になってしまいます。
専業トレーダーになって行くのであれば自信を持ってFXの世界で戦っていけると言える手法を1つ確立しましょう。
資金管理は徹底していますか?

一回のトレードで10%の資金を失うようなトレードはしていませんか?
そのようなトレードをしている場合、これから数年とトレードをしていく中で必ず破産してしまうでしょう。
1回のトレードの損切りは2%以内に抑えると破産する確率が極めて低くなると言われて居ます。
まずはこの2%ルールを守れるように徹底しましょう。
資金が100万の場合、1回の損切りは2万円です。
- 1万通過でトレードしていれば200pips逆行で損切りです。
- 5万通過でトレードしていれば40pips逆行で損切りです。
- 10万通過でトレードしていれば20pips逆行で損切り
損切りの金額が同じでもロット数を変える事で何pips耐えられるかが変わります。
このロット数とpipsで損切り金額を調整する手法は必ず覚えておきたい手法の1つです。
- エントリー時に相場のシナリオを想定する
- 想定したシナリオと違う場合に損切りを設定する
- 損切りはpipsとロット数を調整して2%以内になるようにする
FXはテクニカル手法が重要視されがちだけど、資金管理も同じくらい大事!
正常なメンタルでトレードする事が出来ていますか?
トレードをしていてポジションが気になって眠れない、仕事が手につかないと言う事になっていませんか?
もしその自体に陥っているのであれば原因は資金に見合わないロットでトレードしているという事でしょう。
1回のトレードで一喜一憂していては専業トレーダーは苦しいかもしれません。
もし1回のトレードで熱くなってしまいがちな人はこれらを試してみるのがおすすめです。
- 資金管理(2%損切り)を徹底する
- エントリー時に利確と損切りを決めてしまう
資金管理を徹底し、1回の損切り額を減らす事でポジションが必要以上に気になったりする自体は防げます。
また、エントリー時に相場のシナリオを決めて利確と損切りの注文を出しておけばどちらかに引っかかるまでチャートを確認する必要がなくなります。
資金管理がメンタルに直結します
専業トレーダーになって本当に稼げるの?

専業トレーダーになって一番不安なのが、本当に稼ぎ続ける事が出来るかという事だと思います。
専業トレーダーになってから稼ぎ続けられるかどうか判断するのにForexTesterと言うツールを使うのも1つの手です。
これは過去チャートの検証ツールなのですが、過去18年分のローソク足の値動きを再現する事ができ、自分の手法が通用するかテストする事が出来ます。
基本の操作はMT4と似ています。
MT4と違うところは次のローソク足が表示されずに、当時のローソク足の動きを再現してくれるところです。
また、ForexTesterであればテスト開始時にスタート資金を設定する事が出来る事です。
これにより好きな元手で好きな時間から専業になった時の疑似体験が可能です。
仮にバックテストで、300万の元手で2017年の1月1日から専業トレーダーになった場合、現在までにどれくらい資金を増やせる事が出来るでしょうか?
このツールを使って出た結果があなたが専業トレーダーになってからの結果と言っても過言ではありません。
専業トレーダーになってからも過去のチャートを検証したり値動きの勉強に使えます。
専業になってから失敗して数百万無くなる前にこれでテストしておいた方が様々な意味で安上がりです。
失敗しても死ぬわけでは無い
中には専業トレーダーになってからトレードで思ったように勝てず、資金がなくなってしまう人もいると思います。
一度失敗したと言うことは、失敗した理由を学んだと言うことです。
二度目はその失敗したという経験を活かし、再度挑戦すれば良いのです。
あなたが諦めない限り、失敗してもまた元手を貯めて専業を目指すことは出来ます。
この記事が少しでも専業トレーダーを目指している人の役に立って頂ければ幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました!
社会人であれば、社会的信用があるうちにクレジットカード等を作っておくのが吉です!