FXのトリプルトップ, トリプルボトムとは何かご存知でしょうか?
別の言い方では三尊天井や逆三尊なんて言われていたりします。
この記事ではトリプルトップ, トリプルボトムとは何かから、気になるエントリーポイントから利確損切りのトレード手法について解説して行きたいと思います。
トリプルトップとは?
トリプルトップ(三尊天井とはトレンドの山の2つ目が一番高くなり、最後の山が2つ目の山より低い形のチャートパターンの事です。
これは好材料が続いて価格が上昇してきたが、もうこれ以上は買う人よりも売る人(利確)が多くなってきたという事を意味します。
このトリプルトップが出た時はトレンド反転の合図となり、価格が下落していくケースが多いので見逃さないように注意が必要です。
トリプルボトム(逆三尊)
また、このトリプルトップと反対のパターンがトリプルボトム(逆三尊)です。
考え方はトリプルトップの反対で、逆さまになったトレンドの山の2つめよりも、3つ目の山が高い形のチャートパターンです。
トリプルボトムが出たら今後価格が上昇していくケースが多いのでこちらも見逃さないように注意が必要です。
どの時間足で見るかが重要
トリプルトップは見ているローソク足の時間足が長くなれば長くなるほどトレンド反転のサインとして有効になってきます。
ローソク足の時間が長くなるほど多くの投資家が注目しているので、それだけ同じ考えの投資家が増えると言う事です。
しかし、1分足等のローソク足ではトリプルトップに注目する投資家が少なく、ただの騙しで終わってしまう可能性が高くなってくるので注意が必要です。
トリプルトップの見つけ方
トリプルトップを見つけるために重要なポイントは2つあります。
- 4時間足以上のローソク足を使う
- トレンドラインを引く
4時間足以上のローソク足を使う
先ほども説明した通り、時間足が長くなればなるほどトリプルトップの信頼度は高くなります。
1時間足のローソク足でも機能しますが、より勝率を高くするには4時間足以上のローソク足を使っていく事をおすすめします。
トレンドラインを引く
トレンドラインを引き、ローソク足がそのトレンドラインを突破することでトリプルトップが成立します。
トレンドラインはトレンド継続の押し目買いとしても有効ですが、トレンドラインを抜けることでトレンド終了としても機能します。
このトレンド終了の方に着目し、トレンドラインが抜けたらトレンド転換(トリプルトップ成立)の判断がしやすくなるのでトレンドラインを1本引きましょう。
トリプルトップを使ったトレード方法
トリプルトップを使ったトレード方法はとてもシンプルに考える事が出来るので初心者にもおすすめの手法です。
トレード条件
トリプルトップはどの通過ペアでも通用する方法ですが、今回は紹介するトレード方法は値動きの観点からこちらがおすすめです!
- ドル円
- ユーロ/米ドル
この通貨ペアはトレードしている投資家が多いことから、トリプルトップも機能しやすいのでおすすめです。
また時間足はトリプルトップが機能しやすい4時間足以上のローソク足をします。
エントリー方法
トリプルトップはトレンドラインを1本引く事でエントリーポイントとしても使う事が出来ます。
トリプルトップが出来ると価格が反転しやすいという特徴を狙って、トリプルトップが出来た後にそのトレンドラインを抜ける時に売りでエントリーします。
トレンドラインはサポートラインとしての役割もあるので、ラインから10pips程度抜けた時がエントリーのサインです。
1本ラインを引いてあげるだけでエントリーのサインとなるのでトリプルトップを使うときは必ず引くようにしましょう!
利確方法
利確方法はシンプルにエントリーポイントから60pips利益が乗ったらです。
トレンドに追従せずに利確と損切りを固定してしまうことで、エントリー時にイグジットまで全て完結するのでチャートを凝視する必要がありません。
また、トレード後に利確と損切りを迷う必要が無いので固定pipsにしてしまうのはとても有効な手法の一つです。
損切りポイント
損切り方法はエントリーから15pips反対方向へ行ってしまった場合に行います。
15pips逆行した場合は、騙しにあった可能性が高いのでこれ以上保持するのは危険です。
エントリー時に想定していた動きと違う場合は速やかに損切りを行って資金を守ることも重要です。
まとめ
トリプルトップは見つける事が出来ればこれからの価格を予想できる一つの手法としてとても有効です。
初めは見つけるのに苦労する場面もあると思いますが、4時間足以上のローソク足でしっかりとチャートを確認していけば必ず出てくるパターンの一つなので積極的に使って行きましょう。
時間足が長くなるほど多くの投資家がトリプルトップに注目する!