投資の初心者からプロまで愛用、5分足を用いたスキャルピング取引で最も簡単かつ分かりやすく、絶大な利益を生み出す方法があります。
それは、ボリンジャーバンドを用いた投資方法です。
相場の描くチャートは、このボリンジャーバンドの魔術からは逃れることができないのです。
それ故、このボリンジャーバンドのルールさえ抑えておけば、誰でも簡単に利益を積み上げていくことが可能となります。
この記事の内容
- 移動平均線とボリンジャーバンドの設定値
- 1pipsを抜くためのトレード手法
執筆者:あずきたん
トレードにおける個人裁量は一切省き、徹底したテクニカル分析の過去検証と資金管理で数字からFXを分析。
自作インジケーターの「Azukitan Trend」を作成し、2024/10/23に1億到達。
今まで培ってきたFXの知識や経験を活かし、FXで勝ち続けるためのトレード手法や戦略をブログやX(Twitter)で発信しています!
使用するテクニカルは2つ
使用するテクニカルは2つになります。一つが移動平均線で、もう一つがボリンジャーバンドになります。
それぞれのテクニカルの設定についてご紹介いたします。
移動平均線
移動平均線は、相場の大まかな流れを可視化して見る際に有効的です。
今回のスキャルピングトレードでは、相場の大まかな流れよりも短期的な値動きの歪みに着目して利益を出しますので、移動平均線は参考程度に眺めておく指標になります。
ですから、設定もそれほど気を遣う必要はありません。
移動平均線の設定では、一般的には3の倍数に注目して設定されることが多いです。
今回は5分足を利用していますので、24本分の移動平均線5分足✕24本=120分=2時間分の移動平均線に設定しておきます。
- 種類: SMA
- 期間: 24
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドの設定が重要になります。
表示するボリンジャーバンドは3σを表示し、期間は12で使用します。
ボリンジャーバンドの期間設定も移動平均線と同様、3の倍数で設定されることが多いのですが、これもあまり神経質になる必要はありません。
何故なら、どの期間設定でボリンジャーバンドを表示したとしても、ある程度相場はボリンジャーバンドの理論に合わせてチャートが形成されることが経験上分かっているからです。
何本平均でボリンジャーバンドを設定しようとも、相場はそのボリンジャーバンドの内側に収まるように値動きをする傾向があるということです。
- バンド: 3σ
- 期間: 12
エントリーポイント
エントリーポイントは、一目瞭然です。
ボリンジャーバンドの3σラインを突き抜けたら、逆方向へ向かってポジションを持ちます。
エントリー条件
ローソク足が陰線で下に向かって突き抜けたら、買いポジションを持ちます。
ローソク足が陽線で上に向かって突き抜けたら、売りポジションを持ちます。
理論の根拠は?
ボリンジャーバンドの3σラインを使った逆張り理論は、値動きの歪みを利用しています。
買われ過ぎたから短期的に売られて調整が入る、売られ過ぎたら短期的に買われて調整が入る、その相場の値動きの習性を利用したものとなります。
99%以上が3σの内側に収まる
ボリンジャーバンドの3σラインというのは、その内側にローソク足の終値が収まる可能性が確率にして約99.73%もあります。
これは、統計学の標準偏差という知識を元に計算されてもので、相場のチャートもほぼこの理論通りに値動きが起こります。
つまり、5分足が形成される過程において、道中買われ過ぎや売られ過ぎで明らかにボリンジャーバンドの3σラインを突き抜けてしまった価格は、その後終値の時刻には3σラインの内側に収まるように値動きをする可能性が大と言えるのです。
短期的な価格の歪みは、修正されるということです。
3σは自動売買も意識している
ボリンジャーバンドの3σラインというのは、多くの投資家が見ているポイントであり、またAI取引のロボットも意識しているポイントであります。
それだけに、多くの相場参加者がボリンジャーバンドの3σに収まるだろうな、と予測している限りは実際の値動きもその予測通りに動かされることが多く、ボリンジャーバンドの3σラインでの反発というのは非常によく見受けられる現象となるのです。
だからそれ故、勝率がべらぼうに高いと言えます。
利益確定条件
利益確定は1pipsで良い
利益への考え方ですが、1pipsくらいを獲得する意識で取引を行えばよいと言えます。
スキャルピングの取引でもありますし、一回の取引で多くの利益を取ろうとするとリスクが大きくなってしまいます。
ローソク足の形が確定するまでが勝負
理論上のボリンジャーバンドの3σラインの決済ポイントというのは、5分足のローソク足が形成されたタイミング、ここで終値がボリンジャーバンドの3σラインの内側に収まっているはずだ、と予測して逆張りのポジションを持っています。
だから、このポイントが決済のタイミングと言えます。
この間でポジションを持つタイミングと決済のタイミングを量り実行いたします。
ローソク足の道中で、より大きくボリンジャーバンドの3σラインを突き抜けるポイントがあれば、それはより大きく利益をサヤ抜ける可能性があることを示唆し、勝率がより大きくなることを意味します。
価格の歪みが行き過ぎれば、反発する力も可能性も大きくなるということです。
反対に動かしたい人も多くなり、反発の圧力もどんどん大きくなるということです。
実践上は1pips程度の利益が確定したら決済を行ってもよいですし、ローソク足の道中ボリンジャーバンドの3σラインを割り込むことがあったなら、そのタイミング決済を行ってもよいです。
スキャルピングの取引なので、利益額より何より負けないことの方が重視されます。
損切り条件
損切りが確定するタイミングというのは、ローソク足が形成されたタイミングです。
その時の終値が、ボリンジャーバンドの3σラインの内側に収まらなければ損失が確定します。
次のローソク足の値動きまでは待ちません。
5分足のローソク足1本の中でトレードを完了する必要があります。
損切りを減らすためのワンポイントアドバイス
損切りを減らすためには、ボリンジャーバンドの3σを確実に突き抜けたタイミングでポジションを持つことが重要です。
ボリンジャーバンドの3σラインに触れたくらいの値動きではポジションを持たない、ということです。
経済指標は焦ってポジションを持たないように
また、経済指標が発表されるタイミングでは焦ってポジションを持たないことです。
確かに経済指標が発表されて片方に大きく値動きをし、ボリンジャーバンドの3σラインを突き抜けたとしても、その後はやはりボリンジャーバンドの3σラインの内側に収まることが多いのは事実です。
しかし、稀に例外的に発表された経済指標の影響力が強く、ボリンジャーバンドの3σラインを一方的に突き抜け続けてしまうこともありますので、その経済指標の影響力を十分に見極めた上でポジションを持つことが重要となります。
最後に
ボリンジャーバンドの3σを用いた逆張り理論は、とても簡単で驚くほど再現性と勝率が高い理論になります。
逆に、100回取引を行って99勝を目指すようなスキャルピングトレードになりますので、その意識を持って取引を行うことが重要だと言えます。
スキャルピングトレードなので利益を追い過ぎない、勝率を保つために利を急いで焦ってポジションを持とうとしない、ということです。
負けなければ利益が積み上がっていく取引ですので、ゆっくりと時間を掛けてチャンスを育み、好機を待つ姿勢が重要と言えます。
ローソク足の形が確定するまでの5分間が勝負ポイントということです。