「チャートがブレイクしたぞ! さあ、エントリーだ!」…それ危ないかも?
ブレイクアウトって本当に稼げる手法なの? それとも罠にハマるだけ?
そんなブレイクアウト手法について、この記事で徹底解説していきます!
この記事は、こんな人におすすめです
- ブレイクアウト手法に興味はあるけど、ちょっと怖くて手が出せない人
- すでにブレイクアウトを使ってるけど、イマイチ結果が出ない人
- FXで安定した利益を出したいけど、どの手法がいいか迷ってる人
ブレイクアウトは正しく使えば、めちゃくちゃ強力な武器になります。
この記事で、騙しの見分け方から、上級者が使うテクニックまで、しっかり解説していきます!
執筆者:あずきたん
トレードにおける個人裁量は一切省き、徹底したテクニカル分析の過去検証と資金管理で数字からFXを分析。
自作インジケーターの「Azukitan Trend」を作成し、2024/10/23に1億到達。
今まで培ってきたFXの知識や経験を活かし、FXで勝ち続けるためのトレード手法や戦略をブログやX(Twitter)で発信しています!
ブレイク手法とは?
ブレイクアウト手法は超シンプルながらFXで十分利益を上げる事が出来るトレード手法の一つです。
ブレイクアウト手法の基本は以下の通り。
- レンジ相場を見つける
- ブレイクアウトのポイントを決める
- 価格がそのポイントを突破したらエントリー
- トレンドに乗って利益をゲット
ブレイクアウト手法が良く使われるのは理由があります。
- 大きな値動きを狙える
- エントリーポイントが明確
- トレンドの初動を捉えやすい
これらの理由から、ブレイクアウトは多くのトレーダーに支持されていますね。
特に、大きな利益を狙いたい人には魅力的な手法ですね。
例えば、こんな場面。一定のレンジ内で価格を行ったり来たりしている時に、ついに上のラインを抜けたと同時に一気に噴き上がる。抜けたと同時にロングエントリーしていたら一気に利益出ますよね。
これがブレイクアウトの醍醐味。でも、ただ突破を待つだけじゃダメ。
偽のブレイクもあるから要注意だよ。
チャートをよく観察しよう
ブレイクアウトを成功させるコツは、チャートをよく観察すること。
ブレイクアウトのメリット・デメリット
ブレイクアウト手法は両刃の剣です。使い方次第で大儲けも大損も。
まずは、ブレイクアウトのメリットとデメリットを見てみましょう。
メリット
- 大きな利益を狙える
- エントリーポイントが明確
- トレンドの初動を捉えやすい
メリットは先ほど述べた理由と同じですね。エントリーポイントが明確なので初心者でもすぐに実践する事が出来るのが特徴です。
デメリット
- 偽のブレイクに騙されやすい
- 急激な反転で損失が膨らむリスクがある
- 待ち時間が長くなることも
デメリットはブレイクアウトは必ず成功する訳ではないという事。
これはどの手法においても同じですね。
ブレイクアウトの手法では、ブレイクアウトしたと思ったらすぐ戻ってしまう偽のブレイクアウト、通称「ダマシ」というものがあります。
「レジスタンスラインを抜けたけどすぐに反転して元のレンジに戻っちゃった…」こんな事ありませんか?
これが偽のブレイク(ダマシ)です。実際のチャートで見ると下記のようなパターン。
なぜこういう落とし穴にハマりやすいかというと、ブレイクアウトって見た目が単純だから。
「ラインを超えたらエントリー」って簡単そうに見えるけど、実際はかなり複雑です。
本物と偽物のブレイクアウトの見分け方
本物のブレイクと偽物のブレイク、見分けるのは難しいよね。
でも、ポイントをしっかり押さえれば、かなりの確率で見分けられるようになります。
本物のブレイクを見分けるポイントはこんな感じ
- ボリューム(取引量)の増加
- 複数の時間軸での確認
- サポート・レジスタンスの役割反転
- 勢いのある値動き
これらのポイントは、本物のブレイクを見極める上で超重要なんだ。
特に、ボリュームの増加は見逃せない。
なぜこれらが重要かというと、本物のブレイクには「市場参加者の意思」が強く反映されるからなんだ。
例えば、こんな場面。
レジスタンスラインに近づいてきて、「今回こそブレイクするかな?」って注目してたら、急にボリュームが増えて、勢いよく上抜け。それと同時に出来高もしっかりと上昇している事が確認できる。
また、短期足だけじゃなく、4時間足や日足などの長期足でもブレイクが確認できる。
ここまで揃うと、本物のブレイクの典型的なパターン。
真のブレイクを見抜く目を養おう
本物のブレイクを見抜く力を身につけるには、やっぱり経験が必要。
でも、ただやみくもにトレードするんじゃなくて、一つ一つのブレイクを「なぜ成功したのか」「なぜ失敗したのか」しっかり分析していくことが大切。
ブレイクアウトと相性抜群の良いチャートパターン
ブレイクアウトだけでも強いけど、チャートパターンと組み合わせると更に効果的です。
相性抜群のパターンを押さえておけば、勝率がグンと上がります。
ブレイクアウトと相性の良いチャートパターンは以下の通り。
- ペナント(三角保ち合い)
- フラッグ
- ヘッド&ショルダー
- ダブルトップ/ダブルボトム
- レクタングル(矩形)
これらのパターンは、ブレイクアウトの前触れになることが多い。
ペナント
ペナントは、FXのチャートでよく見かける三角形のパターン。
短期の値動きで形成されて、上昇・下降トレンドの途中で現れるんだ。
フラッグに似てるけど、もっと尖った形をしていますね。ブレイクアウトの前兆として注目されていて、突破方向への大きな値動きが期待できます。
トレンド継続のサインとして使えるから、勝てるトレーダーはこのパターンを見逃さないようにしてる。
フラッグ
フラッグは、FXチャートでよく見かける旗みたいな形のパターンだよ。
急激な値動き(旗竿)の後に、平行な2本のラインで囲まれた短期の横ばい相場(旗)が続く。
トレンドの一時的な休憩みたいなもので、多くの場合、元のトレンド方向へのブレイクアウトが期待できます。
このパターンを見つけたら、次の大きな値動きのチャンス。リスクも低めで、狙い目のパターンですね。
ヘッドアンドショルダー
ヘッド&ショルダーは、FXチャートで見かける人気のリバーサルパターン。
左肩、頭、右肩の3つのピークで構成されてて、まるで人の上半身みたいな形が特徴。
通常、強気相場の終わりを示すサインとして使われるけど、逆パターンもあるんだ。
ネックライン(画像だと青のライン)を突破すると、大きな値動きが期待できるから要注目のパターンですね。
ダブルトップ / ダブルボトム
ダブルトップとダブルボトムは、FXチャートでよく見かけるMやWの形をしたリバーサルパターン。
ダブルトップは上昇トレンドの終わりを、ダブルボトムは下降トレンドの終わりを示します。
2回同じ価格レベルで跳ね返されるのが特徴で、そのレベルをブレイクすると大きな値動きが期待できますね。
このパターンを見つけたら、トレンド転換の可能性。
これらの形は注文が蓄積していく
なぜこれらのパターンがブレイクアウトと相性がいいのか。
それは、これらのパターンが「注文の蓄積」を表してるからです。
価格がある範囲に押し込められてると、売りと買いの注文がどんどん溜まっていきます。
そして一方に動いた時に、損切りとブレイクアウトを狙った注文が合わせる事で、一気に価格が動いていく訳です。
まずはチャートを眺めることから
これらのパターンを見分けるのは、最初は難しいかもしれない。
でも、毎日チャートを眺めてると、だんだん「あれ?このパターン、どこかで見たことある!」ってなってくるはず。
今回紹介したダマシを見極める方法やチャートパターンを覚えてブレイクアウトの達人を目指してみてください!