ダウ理論と移動平均線で勝てる?40pips抜いたエントリーと利確方法とは

トレード手法

投資の世界で多くの投資家が参考にしているダウ理論は、FXでも活躍しています。

トレンド系の移動平均線と組み合わせて使うと、初心者でも迷わずに売買できるのです。

全てのテクニカル分析の基本になっているので、基礎知識として覚えておいて損はありません。

値動きの予測で欠かせないダウ理論についても、この記事でしっかりと学びましょう。

 

この記事の内容

  • ダウ理論とは何か
  • おすすめの移動平均線の設定値
  • ダウ理論と移動平均線を使ったトレード手法

 

執筆者:あずきたん

テクニカル分析を駆使し、一撃1,000万超えの利確から、数百万の損切りまで全部のトレード履歴を公開してます。

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ダウ理論とは

ダウ理論とは、「相場は一定の法則に従って動いている」と仮定する考え方です。

いずれかのパターンで動いているのならば、どれに当てはまるのかを知ることで予想できます。

チャートの価格が全てを表す

相場の分析には、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の2つがあります。

ダウ理論ではチャートの価格が全てであると考えており、「米ドルが弱いから米ドルを売るポジションが正解だ」などの先入観は持ちません。

為替レートの動きは見ているチャートが完結していることが、ダウ理論の前提になります。

だからこそ、テクニカルによるチャートの分析が有効です。

トレンドの勢いを重視している

FXのダウ理論は、直近の高値と安値を抜けるのかどうかに重点を置いています。

時間軸として長期・中期・短期の3つに切り分けており、トレンドのスタートからゴールまでの各段階で勢いが違うことにも注目しているのが特徴です。

あずきたん

トレンドの波に乗るために、ダウ理論は上昇トレンドの途中の押し目買いといった様々な着眼点を持っています。

移動平均線の設定

平均値をラインで表示する移動平均線は、ダウ理論に基づいてトレードをする際に便利なインジケーターです。

基本的な使い方を知って、自分の成長につながるトレードを行いましょう。

移動平均線は3本表示

移動平均線は3本を表示して、設定は

  • 長期100
  • 中期50
  • 短期20

にカスタマイズするのがおすすめです。

反応しやすい短期20の移動平均線だけでは騙されやすい場面でも、他の2本で騙しを防げます。

複数の移動平均線があると、ライン同士のクロスなどでもトレンドを判断できます。

それぞれで違う時間軸を示す

チャートをいくつも表示する方法では、どれが重要なラインであるのかが分かりにくいのが難点です。

3本の移動平均線で長期・中期・短期をチェックすれば、1つのチャートで長期的な展望までカバーできます。

FXの書籍で最初に説明されるテクニカル分析ゆえに退屈ですが、実は基本にして究極の方法です。

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エントリーポイント

ダウ理論を駆使したFXのエントリーでは、現在のトレンドが継続することで有利になるポイントで入ります。押し目買いと戻り売りがおすすめで、上手くいけば低リスクで利益を伸ばすことが可能です。

下の移動平均線で支えられたら押し目買い

上昇トレンドは、ローソク足の下に3本の移動平均線が並びます。下の移動平均線はサポートのため、移動平均線にタッチしてからの直近の高値の更新で買います。

画像の例だとずっと下降トレンドが続いていましたが、短期中期長期の移動平均を一度上回り、中期と長期でサポートされた後の高値更新のタイミングで回エントリーを行なっています。

このエントリーの利確ポイントは後ほど解説致します。

上の移動平均線で跳ね返されたら売り

下降トレンドにおける戻り、つまりローソク足の上で蓋をしている3本の移動平均線と接触した状態が、売るチャンスです。

直近の安値を更新したタイミングで入れば、比較的安全に売れます。

戻り売りのメリットも損小利大にしやすいことで、ダウ理論を活かせば堅実に売買できるのです。

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利益確定条件

利益確定の条件は、直近の高値安値を更新しなくなった時か、移動平均線が別のサインを示した時です。

粘りすぎるとせっかくの含み益が減少していくので、ポジションの手仕舞いのタイミングも知っておくことをおすすめします。

直近の高値安値を更新しなくなった時

一定時間が経過した場合に含み益の方向へ伸びなくなったら、利益確定のタイミングです。

為替相場は上下をふらふらと動いているため、更新できなくなったら今後は逆方向へ進む可能性が高くなることに注意しましょう。

ダウ理論はとても簡単で、「高値を抜かなくなったからもう天井かな?」といった考え方の延長線上にあります。

移動平均線が別の売買サインを示した時

移動平均線が逆の方向を向き始めた、あるいは、移動平均線同士のクロスでよく分からなくなった時も手仕舞いすることを推奨します。

なぜなら、信頼性が高い移動平均線でトレンドが変わる兆しだからです。

先ほどのエントリーは短期と中期がデッドクロスしたタイミングで利確を行います。今回のエントリーでは+40pipsの利確となります。

FXはダウ理論だけで通すには変化が早いフィールドだから、3本の移動平均線で全体のサポート・レジスタンスとトレンドの傾向を見ておきましょう。

損切り条件

先が見えにくいFXでも、ダウ理論による押し目買い・戻り売りなら、小さな損切りを実行できます。

損切りの条件は、エントリーポイントから含み損の方向へ直行した場合です。

支えの移動平均線で止まらなかった時

押し目買い・戻り売りは、その時点のトレンドが継続することでエントリーしています。

そのため、トレンド転換になったら、すぐに損切りです。

支えになっている移動平均線が損切りのポイントとしておすすめで、ギリギリまで引き付けてからエントリーしているだけに小さな損失に抑えられます。

いつまでも含み益に変わらない時

トレンドの端でエントリーした場合、どちらに進むのかが決まらずに揉み合いが続くケースもあります。

いつまでも含み益に変わらない時には、同じく損切りでいったん退避するのが賢明です。

FXでずっとポジションとにらめっこをするのは疲れるので、たまには休んで気持ちを切り替えましょう。

最後に

FXのダウ理論は、3本の移動平均線を表示することで、初心者でも使いこなせます。トレンドと直近の高値安値の更新に注目するのが、使いこなすコツです。

FXで常勝するためには自分でルールを確立し、それを過去チャートで徹底的に検証するのが一番の近道です。

FXで負けないために、少しでも有利にトレードするために、こちらの記事も合わせて読んで頂けると幸いです。

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