FXには果てしない夢があります。少ない資金で大きな利益を稼ぐことも可能です。
しかし実際に利益を出し続けているトレーダーが少ないのも事実です。
明確なトレード手法が確立できていない状態で、FXの取引で慣れてくると、どうしても大きな利益を狙いがちになり易いものです。
これまでのロット数では足りずに大きなロットを張ったり、はたまた根拠もないのに50pips,100pipsと大きな値幅を狙ったり。
しかし大きく狙えば狙う程、その分リスクも大きくなるもの。リスクが大きくなれば、ストレスも増加し、正常な判断が出来なくなる事さえあります。
そこで、毎日5pipsを確実に取る事で、リスクを抑えつつ、確実に資産を増やす事が結果的に大きな利益になる事をこの記事でご紹介します。

毎日5pipsを取っていくと

なぜ毎日5pipsなのか?
その意味を理解するとより実感が持てると思います。
まず、5pipsならば、毎日取れそうな気がしませんか?
「20pipsや30pipsとなると自信ないけど、5pips位なら何とかなりそう。」そんな気がしますよね。
これが重要です。毎日5pipsを取るトレードは、コツコツ利益を積み上げていきますので、手の届く無理のない利益設定が重要なんです。
もちろん勝つ事も有れば負ける事も有るので、一度の取引で毎回5pipsと言うわけではなく、トータルで5pipsとれていれば良いわけです。
いかがですか?なんだか出来そうだと感じませんか。
3年後には
でも毎日5pipsとった所で対して稼げないんじゃないの…?
「5pipsをコツコツ積み上げた所で大した利益にならないんじゃないの?」と感じられた方もいらっしゃるかもしれませんが、侮るなかれ、「たかが5pips,されど5pips」なんです。
毎日5pipsを3年間続けたとすると、どうなるでしょうか。
当初資金10万円をレバレッジ25倍の複利で、毎日5pipsを取り続けたとすると、なんと900日後には、23億3765万2千円になるんです。
900日で23億!?
もはや天文学的数字ですね。
実際には3年間100%の勝率で勝ち続ける事は有り得ませんが、複利の威力と毎日5pipsの凄さを分かって頂けたと思います。
毎日コツコツと複利の力が組み合わさると凄い利益になるね!
でも実際にどうやって毎日5pipsを稼げばいいの?
毎日5pipsを取っていく!

では実際にどういったテクニカルで毎日5pipsを取るのか。ここからは、そこを説明していきます。
使う時間軸は5分足です。
通貨は何でも良いです。
ご自身の得意の通貨を利用して下さい。
チャート上での狙いは上昇トレンドや下降トレンドを形成した後のレンジ相場です。
レンジ相場とは、売りと買いが均衡しており、ある一定の値幅の範囲内で、上下動を繰り返している状態の事を差します。

レンジ相場
まず、形成されたレンジ内の上限と下限に平行線を引きます。
平行線の引く場所は綺麗にそろっていなくても、レンジであると認識できる範囲の上限と下限に引くイメージで良いと思います。
髭の先に引くか、実体線に引くか、ここもご自身の普段の引き方で良いと思います。
その際、その平行線に触れて反発している地点が多ければ多いほど、その平行線の信頼度は高くなります。
主に意識するのは、上下に引いたこの2本の平行線になります。
重要なのは引いた水平線が今までどれくらい反発しているかだね。
沢山反発して入ればそれだけ多くの投資家が見ていると言う事だからまた反発しやすいよ!
エントリー方法

補助でMACDを表示する
今回のエントリーではMACDを使用していますが、平行線でのレンジ相場の場合あまり機能しません。
あくまでも参考程度の位置づけです。設定値は短期EMA12、長期EMA26、SMA9です。
こちらの数値もあくまでも参考値です。
- 短期EMA: 12
- 長期EMA: 26
- SMA: 9

エントリー方法
エントリーのタイミングは、レンジの上下に引いた平行線に相場が達した時点です。
相場がレンジ上限に達したならば「売り」。下限に達したならば「買い」で入るといった感じです。

最初はタイミングが難しいかもしれませんので、上限・下限に達した時点のローソク足の、次のローソク足が反転で確定したタイミングでエントリーでも良いと思います。
こちらの方がより確実にレンジ相場を捉えられますので、だましや損切りの可能性を減らすことが出来ます。
明確なレンジ相場の場合、多くのトレーダーが、上下の平行線を意識する事になりますので、そのポイントを狙ってエントリーしていくわけです。
利確条件
利益確定ポイントは、エントリーポイントの反対と思っていただければ分かり易いと思います。
レンジ相場上限から「売り」で入った場合は、下限に達した所で利益確定。
逆にレンジ相場下限から「買い」で入った場合は、上限に達した所で利益確定となります。
綺麗な上下動が続いている時は、MACDがクロスした地点で利益確定でも可能です。
明確なレンジ相場の場合、多くのトレーダーがレンジ上下限の平行線を反発ポイントと捉えていますので、ここで利益確定をするわけです。
さらに、レンジ相場が続く場合、エントリーポイントと利益確定ポイントが交互にやってくる事になりますので、慣れてくると往復で利益を上げる事も可能になったりします。
損切り条件
エントリー後、レンジ相場を抜けて、買った後にさらに上昇もしくは打った後にさらに下降した場合は損切りとなります。
エントリーポイントから何pipsと言った設定は難しい場合がありますので、5分足のローソクが実体でレンジ抜け確定した時点で損切りとすると分かり易いと思います。
それまで続いたレンジ相場を抜けた場合、それまで溜めていたエネルギーが一方向に動きやすく、大きく相場が動くことが多々あります。
「また戻るかも」と損切りをせずに持ち続けていると、思わぬマイナスを被ってしまう事があります。折角コツコツ毎日5pipsずつ積み上げた利益があっという間に無くなってしまうことになりますので、そうならないように損切りのルールは明確にし、必ず守りましょう。
コツコツと稼いでいこう
実際のトレードは、自分の思った通りにはいかない事が殆どです。
心が折れそうになる事も多々あります。そんな時に明確なルールを設定し、守り続ける事がとても大事です。
そうする事で、目先の欲に囚われず、正しい判断が出来るようになります。ここまで説明してきた事をベースに自分の方法を是非見つけてみて下さい。
自分なりの方法が見つかれば後はチャンスを待つだけです。焦る必要はありません。
毎日5pipsの利益をコツコツ積み上げれば良いだけですから。無理してエントリーせず、じっくりと機会を待ち、確実なポイントでエントリーする癖を身に付けて下さい。
そうすれば、自ずと利益は増えていくのではないでしょうか。
1日30pipsとかは難しそうだけど5pipsだったら行けそうな気がする!