FXはピラミッティングをうまく使えば利益が増える!3つのピラミッティング手法

トレード手法

 

FXで利益を上げるには様々な手法があります。そのうちの代表的なものの一つに今回紹介するピラミッティングです。

このピラミッティングについて、その概要や種類である順ピラミッティングと逆ピラミッティング、そして長方形ピラミッティングを紹介し、同じくFXの手法として有名なナンピンとの違いについても触れながらこのピラミッティングについて紹介していきます。

これを読めばきっとピラミッティングについて多くのことを知ることができるのではないでしょうか。

 

ピラミッティングとは

 

ピラミッティングとは増し玉と呼ばれるFXなどの投資手法の一つです。

端的に言うと保有のポジションを増やしていくことで、例えば米ドル円で米ドルを買っている状況であれば、予想通りの相場になった時、更に米ドルを買っていく行為になります。

 

逆に米ドルを売っている状況(日本円を買っている状況)であれば、更に米ドルを売るという行為も含みます。

この取引の様子がピラミッドを組んでいくような様子に見えることからピラミッティングと呼ばれています。

 

このピラミッティングの買い方や売り方ですが、徐々に量を増やして行ったり、逆に減らして行ったり、そして一定の量を保ち続けたりと言った方法によって分類されます。

この方法はピラミッティングの種類として分類され順ピラミッティング、逆ピラミッティング、そして長方形ピラミッティングと呼ばれたりします。

 

これらはそれぞれ特徴を持っており、状況に応じて使い分けることによってFXでの利益を確実なものとしていきます。

またこの手法はポジションを保有する期間が数日~数ヶ月になるため、中長期のトレードを想定している投資方法でもあるのです。

 

順ピラミッティングとは

 

順ピラミッティングとはピラミッティングの手法の代表的なものです。

冒頭でお話しした買い増しなどの行為を行うという点では他のピラミッティングと同様ですが、ピラミッドが頂点に行くたびに小さくなっていくように、ポジションを追加するたびに通貨量を減らしていくことがポイントです。

 

ピラミッティング手法

 

この手法を使うことによって予想に反して相場が変動した時のリスクマネージメントしながら利益を増やすことを可能とする手法で、価格がどんどん上昇していくたびにローリスクローリターンな買い方にすることで資産を守るという方法として用いられています。

 

逆ピラミッティングとは

 

逆ピラミッティングは順ピラミッティング同様にポジションを追加していく方法なのですが、順ピラミッティングと異なり、徐々に量を増やしていくという方法です。

これにより、ピラミッドがひっくり返ったような様子になっていくことからこう呼ばれています。

 

逆ピラミッティング手法

 

相場が上がっていくにつれてハイリスクですがハイリターンの取引になっていくので、すべてのピラミッティングの手法の中で最も利益を上げることができるという特徴がある反面、リスクがどんどん上がっていくというやや危険な取引方法でもあるのです。

その分期待できる利益はこれらとは比べ物にならない位大きく、魅力的な取引手法として用いられることは少なくありません。

 

均等ピラミッティングとは

 

均等ピラミッティングとはイコール・ポジションピラミッティングとも言われています。

今までお話ししたポジションの増やし方とは異なりひたすら一定の増やし方を行っていきます。

 

均等ピラミッティング手法

 

これは常にリスクが一定になるので、逆ピラミッティングよりはリスクが低いものの順ピラミッティングよりはリスクがあるという中間的な性格を持っています。

予想通りに動けば動くほど利益が上がりやすいという特徴を持っている手法になります。

 

ナンピンとの違い

 

FXの手法にナンピンというものがあります。

ピラミッティングは保有している通貨が上がった時に更にポジションを増やす方法ですが、ナンピンは保有している通貨が下がった時に更にポジションを増やす方法です。

 

この方法は下がれば下がるほど保有している通貨を増やしていくという攻撃的な手法で、この手法を使えば安く今持っている通貨を手に入れることができ、通貨の価値が上がった時に一気に手放すことでその差額が大きい分利益が出やすいという手法です。

価値が下がっている状況でどんどん価値が落ちている通貨を買うというリスクを増やす手法という点でピラミッティングと異なります。

 

価値が上がったらポジションを増やすピラミッティングに対し、価値が下がったらポジションを増やすというナンピンという違いがあります。

こういった特徴からピラミッティングは負けやすく、ある程度負けが込んでも損害が少なく、一回でも勝てば利益が大きいのに対し、ナンピンは勝ちやすくどんどん勝てるものの、一回でも負ければ大きな損失を出すという傾向です。

ナンピンについてはこちらの記事でもご紹介しておりますので参考にして見て下さい。

FXの含み益、含み損とは?含み損が出た時の3つの対処法

2019年10月15日

 

ピラミッティングのメリット

 

ピラミッティングのメリットは相場が順調に上がっていくトレンド相場に効果的であるという点やリスクが比較的少ないという点が挙げられます。

相場が安定して上がっているトレンド相場ではどんどん含み益が増えていくので適切な場所で利益を確定することができます。

また、ピラミッティングは相場が順調な時だけ増やしていくので安全な運用が期待できリスクが少ないというメリットが挙げられます。

 

レバレッジが高いと

レバレッジが高いとそれだけ多くのポジションを持つことが出来るので、ピラミッティングとの相性は抜群です。

iForexだとレバレッジが400倍なので、順調にピラミッティングを行なっていければ25倍のレバレッジと比べて、16倍の速さで資金を増やすことが可能です。

 

ピラミッティングで重要なのは我慢

ピラミッティングのデメリットは資金がどんどん必要になるという点やひたすら資金が続く限りポジションを増やすことから我慢を要求される点です。

ピラミッティングは徐々にコストが高くなるポジションを取っていくので必要な資金が沢山必要になります。

そのため少額で利益を上げようとした場合、気づくと生活費にまで手が出そうになるくらい資金を必要とすることがあります。

また、基本的に耐える手法なので、利益が出るまでは我慢してポジションをとり続ける必要があるというデメリットがあります。

 

最後に

ピラミッティングはFXの手法の中でもローリスクな手法として多くの投資家が利用しています。

しかし、こういった方法は忍耐と資金力を要求するため、中長期的な視野でFXを行う必要があるのです。

特にFXはメンタルの維持なども重要な要素として要求されますから、リスクが少ないとは言っても、かなり精神をすり減らす手法でもあります。

しかし、最終的な勝利(利益)を目指して行う手法としては大きな魅力を持った方法と言えます。