はじめに
MT4にデフォルトであるMACDは非常に使い勝手の良いインジケーターです。
オシレーター系のインジケーターなので、レンジ相場にも対応できますし、短期のEMAと長期のEMAを使っているのでトレンド相場にも対応できます。
さらに15分足のロウソク足を見れば、かなり勝率の高いノウハウができます。FXで勝ち抜いていくには、インジケーターだけに頼らずに、ロウソク足をしっかりみておく必要があります。
今回は、そのノウハウを紹介していきます。
執筆者:あずきたん
テクニカル分析を駆使し、一撃1,000万超えの利確から、数百万の損切りまで全部のトレード履歴を公開してます。
今まで培ってきたFXの知識や経験を活かし、FXで勝ち続けるためのトレード手法や戦略をブログやX(Twitter)で発信しています!
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MACDの設定
まず、MACDの設定の仕方を紹介します。
MACDのパラメーターはデフォルトの数値でも問題ないです。
短期EMAが12日移動平均線、長期EMAは26日移動平均線、シグナルは9日に設定すれば大丈夫です。
FXでも長期的な目線で狙いたいのであれば、MACDの数値も変更します。短期線が50、長期線は100、シグナルは18に設定すれば、長期的な目線にも対応できます。
MACDの設定はこれだけです。
エントリー条件
エントリー条件は非常に単純で、ゴールデンクロスとデッドクロスを使います。
この2つは、非常に有名な手法です。
ゴールデンクロスとは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に抜けた時にエントリーする手法で、デッドクロスとは、ゴールデンクロスとは逆で、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に抜けた時にエントリーする手法です。
MACDを使った手法は、少し異なります。
買い(ロング)エントリーは、MACDがシグナルを下から上に抜けた時で、ロウソク足が前足の2倍の実体を作った時がチャンスです。
売り(ショート)エントリーは、MACDがシグナルを上から下に抜けた時で、ロウソク足が前足の2倍の実体を作った時がチャンスです。
ロウソク足に関しては、触れていなかったですが、非常に大切です。ロウソク足には、トレーダーの心理が表れます。
FXでは、順張りトレードの方が主流です。
トレンド形成時に前足の2倍の実体を作った時は、順張り目線になります。
順張りトレードなので、明確にここでエントリーするというポイントはありません。コツとしては、MACDの条件が満たして、順張りを入れる方向に勢いよくロウソク足が伸びた所を注目して見ておきましょう。
決済条件
エントリー条件は、非常に簡単です。
同じ手法でエントリーしている人もいるかもしれません。そのくらい有名な手法です。
エントリー条件は非常に簡単ですが、FXで重要なのは、エントリータイミングより決済のタイミングなのです。
FXで勝てていない人のほとんどが決済ポイントが明確になっていません。
どこで利確するか、どこで損切りするかが非常に大切です。
利確するタイミングは、買いポジションを持っている時は、デッドクロスしたタイミングで利確します。逆に、売りポジションを持っている時は、ゴールデンクロスしたタイミングで利確します。
つまり、買い(ロング)エントリーの決済ポイントは、同時に、売り(ショート)エントリーポイントであり、売り(ショート)エントリーの決済ポイントは、同時に買い(ロング)エントリーポイントでもあります。
また、デッドクロスやゴールデンクロス以外でも、決済した方がいい時があります。
それは、ロウソク足のプライスアクションです。
トレンドが形成され始めた時にエントリーするのですが、すぐにトレンドが終わって、レンジが形成され始めてロウソク足の勢いも無くなってきたら決済することをオススメします。
1つの決済条件ではなく、その時の相場に対応していくことが大切です。
損切り条件
損切りをするタイミングも非常に大切です。
FX初心者の方は、利益を出した時はすぐに利確して、含み損を抱えている時は、もう少し待てばプラスになるだろうという根拠のないところでもポジションを持ち続けてる傾向にあります。
しかし、それは危険なことです。FXで大切なのは、思った通りの動きをしなかったら、早めに諦めて損切りをして、損を最小限に抑えることも必要です。
エントリーする前に、損切り(ロスカット)ラインを決めておくと良いでしょう。
それは、価格帯で決めてもいいですし、損額で決めてもいいでしょう。エントリーしてから決めようとすると、資金管理が崩れてしまうので、あらかじめ決めておくようにしましょう。
最後に
これまで、MACDと15分足を使ったFXの手法について紹介してきましたが、やはり重要なのは、決済条件です。
FXというのは、勝率90%でも負けることがあります。逆に、勝率10%でも利益を出すことができます。
なぜなら、損益は勝率ではなく、リスクリワードで決まるからです。
負けるときは少なく、勝っているときは大きくすれば利益は出していけます。
逆に、勝っているときは、すぐに利確して、負けているときは、ずっとポジションを持ち続けていると損額が増えていきます。
1回のエントリーで大きな利益を出そうとすると、失敗する可能性が高くなります。
FXは短期的に稼いでいこうとせず、長い目で見て、1年後、2年後にお金が増えていくと思って、こまめに利益を出していくことが大切です。
資金管理を守ってしっかりエントリータイミングと決済タイミングを間違えなければしっかり稼いでいけます。