FXの仲値トレードが稼げない理由。【大事なのはリスク管理です】

基礎知識

こんにちは、あずきたんです!

今回はFXの仲値について解説をします!

 

こんな人におすすめです
  • FXの仲値って何?
  • 仲値の動く時間は?
  • 仲値トレードって稼げるの?

 

あずきたん

仲値トレードは、果たして戦略として有効的なのでしょうか?解説していきます!

 

執筆者:あずきたん

トレードにおける個人裁量は一切省き、徹底したテクニカル分析の過去検証と資金管理で数字からFXを分析。

自作インジケーターの「Azukitan Trend」を作成し、2024/10/23に1億到達

今まで培ってきたFXの知識や経験を活かし、FXで勝ち続けるためのトレード手法や戦略をブログやX(Twitter)で発信しています!

➜ プロフィール ➜ トレード手法

 

FXの仲値とは

仲値とは、金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレートのことを言います。

FXでトレードしていらっしゃる方々は、東京時間に発表される仲値、9時55分についてやっぱり知っておくといいでしょう。

 

FXで勝っていらっしゃる方々の多くが仲値トレードをしている!と聞けば、あなたも仲値トレードに注目しない訳にはいかないでしょう。

あなたは、果たして仲値トレード戦略でFXを勝ちへとつなげることができるのでしょうか。

 

正直に言えば、FXを仲値トレードで勝つことに対して、ちょっとだけ疑問があります。

そこまでお話ししたいと思います。

 

仲値の仕組み

FXの仲値とは、銀行の窓口レートの規準とされるべき相場のことを言います。

TTM(Telegraphic Transfer Middle Rate)とも言うことがあります。

 

金融機関では、毎朝9時55分に、外国為替市場(インターバンク市場)のレートを参考にして、それぞれ金融機関が、オリジナルで、TTM(Telegraphic Transfer Middle rate)を決定します。

 

それは、金融機関で顧客と外国為替取引で使用する為替レートの規準となるものです。

普段私達の生活では、それ程仲値という言葉を聞かないのではないでしょうか。

しかし、みなさんが海外旅行へ行かれる時に、日本円を外貨に両替する時のレートと外貨を日本円に戻す時にレートに開きがあることに気づかれることでしょう。

その真ん中に存在しているものが、この仲値です。

 

仲値を規準値として、銀行の外貨売りと銀行の外貨買いの為替レートが決定されて、両替が行われているのです。

 

仲値は、それぞれ金融機関によって、違うレートがつけられています。

仲値を確認するためには、それぞれ金融機関の公式ホームページをチェックします。

 

為替というものはそもそもいつも変動しているものです。なんで仲値が存在しなければならないか疑問に思う方々もいるでしょう。

両替は、企業などで日々頻繁に行われていることです。

 

両替をしたいけど、それぞれ企業がいちいちレートをチェックすることって、とても面倒くさい作業ですよね。ですから、9時55分で決定されるレートで取引しましょう、という流れによって仲値が誕生したようです。

 

仲値が存在しているから、それぞれ企業は手っ取り早い方法で、あらかじめ銀行に仲値取引の依頼をすればOKなのです。

あずきたん

このような方法で、いちいち為替レートを予測しなければならない手間など省くことができるメリットが存在しているのです。

 

仲値トレードで勝つことができる?

仲値で取引をしたいと思っている企業は、銀行に、あらかじめ仲値取引を依頼を出します。

受付時間は、それぞれ金融機関によってバラバラなのですが、仲値で発表される10分前あたりには終了していなければならないでしょう。

金融機関において、為替のディーラーは仲値の注文を集めて、9時55分の仲値の発表に向かい、市場でカバー取引を行います。

 

例えば、銀行のドル買い円売りのオーダーがドル売り円買いの注文よりも多かったとすれば、それぞれディーラー方が、一気にドルを買い、円を売ろうとするためドル円は仲値の決定時間に向かって上昇をします。

 

FXをしていらっしゃる方々は、なんとしても勝てる戦略を身につけたいと思っていることでしょう。

ですから、仲値トレードでFXに100%勝つことができるという記事を見れば、絶対に自分も仲値トレードにトライしたいと思うでしょう。

 

でも、正直なところ、FXは仲値トレードではなかなか勝つことができないと思います。それは何故なのでしょうか。

 

仲値トレードが難しい理由

仲値は、例えばですが、マーケットでドル買い・円売りの仲値取引が多ければ、ドル円は、仲値の時間帯に上昇していくことでしょう。

このような明確なルールは存在しています。

だから、ひょっとしたらFXの戦略として使うことができるのではないか…ということではなく、すぐにわかるのだと思いますが、どっちの注文が多いのか……を知る方法ってないではありませんか

 

ゴトー日では、ドル買い円売りの注文は多く入るとも言われていますが、実際にはそのような鉄則も存在していないようです。

 

信用してFXの戦略として使用したものの、大口の注文の企業が存在して、操作をされて、ドル売り円買いの方が多くなってしまうケースも想像することができるでしょう。

 

仲値トレードで、勝つことができることはあるのかもしれませんが、絶対にこの日は、円買いが多いなどと判断出来る日などないから、そのようなトレード方法は、あまりおすすめはしません。

 

FX戦略とは、できるだけリスクを回避することであれば、仲値トレードはなかなかリスキーな方法です。

仲値で為替が大きく変動するのは、それぞれ銀行ディーラーたちが、9時55分の時間と向きあい取引しているからなのですが、実際にはディーラーは、9時55分を越えた段階で、カバーするタイミングを狙うということもあります。

 

それぞれディーラーは自由売買をしているとすれば、それを読むことはほとんど不可能……です。

仲値トレードをしていらっしゃる方々は、仲値の時間、為替はこう動くだろう……ということ信じて行動しているのですが、根拠のないものに従っているだけなのです。

 

根拠のないものに対して、果たして戦略ということができるでしょうか……。

それでも、はじめてFXという方々は、仲値の意味を知れば、それだけで仲値トレードは信用できるものという思い方をしてしまうでしょう。

 

まとめ

今回、FXにおける仲値、仲値トレードについて解説させていただきました。

FXって、他の投資と比較して、大きなケガをするリスクが少ない方法だと言われています。

 

軍資金は失うのかもしれませんが、それ以上失うことがないと思えば、一度仲値トレードに挑戦するというのもいいでしょう。何事も経験です。

しかし、FX戦略とは、もっと勝つことができる方法のことを言うのですし、リスクをできるだけ最小限に留めることができる方法のことです。