ギャン理論で稼ぐ!使うのは移動平均線と5分足だけ!

トレード手法

はじめに

移動平均線と5分足を使った、絶好のエントリーポイントというものがあるのをご存知でしょうか?

これは、歴史上最も投資の世界で稼いだ一人とされるアメリカの投資家ウィリアム・ディルバート・ギャンがその著書の中で紹介したものです。

移動平均線というのは、相場のトレンドを量るために使用されるものです。

大きなトレンドに合わせて順張りのトレードを行う上では欠かせない指標と言えます。

そして、この5分足の移動平均線にある一工夫を加えることによって、絶好のエントリーポイントを判断することができます。

執筆者:あずきたん

トレードにおける個人裁量は一切省き、徹底したテクニカル分析の過去検証と資金管理で数字からFXを分析。

自作インジケーターの「Azukitan Trend」を作成し、2024/10/23に1億到達

今まで培ってきたFXの知識や経験を活かし、FXで勝ち続けるためのトレード手法や戦略をブログやX(Twitter)で発信しています!

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移動平均線の設定

移動平均線の設定には様々な議論がありますが、ギャンは投資の中で「3」という数字を特別な数字として考えました

現代においても投資の世界でこの「3」という数字を神秘の数字として扱う人が多いのは周知の通りです。

ギャンは数字の意味を自然科学に求めました。

「3」で物事はワンセットであり、4は物事が変化をする数字であり、3までは物事が今の状態を継続しやすい数字であると考えました。

その理由を地球は4分で約1度自転をするので、4からは別の流れができる可能性があるというわけです。

そこで、投資の世界では3の倍数を特別視して考えることが多い実情があります。

移動平均線の設定も3の倍数に沿って設定されることが多くなります。6、9、12、15、21、24…

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今回はその中でも、5分足である程度大きなトレンドの傾向を見た意図もありますので、5分足24本の移動平均線を使います

エントリー方法

移動平均線の順張りの押し目買いの理論を利用します。

移動平均線が平坦状、いわゆるレンジ相場からトレンド相場を形成しているその途中でエントリーをします。

移動平均線のトレンドだけだと確かな傾向を確認してからエントリーに入ると、一歩立ち遅れてしまうことになります。そこでギャン理論の絶好のエントリーポイントの一つの条件を付与します

移動平均線のトレンドができ始めたということは、直近のレンジ相場の高値か安値のブレイクが起きているということになります。

そうでないと移動平均線はレンジ相場から脱しません。

この高値or安値をブレイクしたポイントがエントリーの合図になります。

順張りの押し目買い理論における、安定して勝率を保ち、利益を上げられやすい絶好のポイントとギャン理論ではされています。

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移動平均線が傾き始め、直近の高値, 安値を更新した時がエントリーポイントです!

エントリー後の注意点

相場の動きの傾向として、高値や安値をブレイクして移動平均線がトレンドを作り始めたとしても、一度調整としてその高値や安値まで戻ってくることが多々あります

高値ブレイクなら以前天井だった価格付近まで、安値ブレイクなら以前底だった価格付近までということです。

これはトレンドが変わったのではなく、戻ってきた後、今度はその以前の価格をサポートラインとしてまた再びトレンド方向へ動き出します

順張りのトレンド理論ですので、移動平均線の傾向が確実に反転の兆しを見せるまでは様子を見ていて大丈夫です。

逆に言うと、最初のブレイクで上手くポジションを持てなかった、迷いでポジションが持てなかったという場合でもこのチャートの動きを確認して、再びここでポジションを持つエントリーチャンスが生まれるとも言えます。

利益確定条件

決済を判断するパターンは幾つかあります。

基本的には、米ドル/円なら20pipsくらいで欲張らず決済することをオススメしています。

この20pipsというのは、一度反発を受け、時間を掛けた調整が入りやすいポイントになります。

ポンド/円なら40pipsくらいをメドに決済します。

EUR/円、豪ドル/円は相場の値動きによりますが、20~40pipsの間で利益を確定します。

あずきたん

Pipsで固定する場合は通貨ペアやボラティリティによって異なるので、自分がよく使う通貨ペアが普段どれくらい動くのかを観察しましょう!

固定額での決済でなく、ギャン理論に基づいた決済の仕方もあります。

一つのトレンド終焉というのは、3~5段上げ・下げが基本とされます。

5回上げたら・下げたら、その後にまだトレンドが続くとしても一旦調整が入る事が多いということです。

基本は3段上げ・下げが続いたら、相場のトレンドが反転します。

上げ・下げの節目節目には調整が入りますので、上げなら陰線、下げなら陽線が刻まれます。

十字線で調整されることもありますが、しばらくの時間その価格付近で調整するということです。

また、反発ポイントの価格帯というのもギャン理論によって大体の予測が可能です。

1波動(底から天井まで)の値動きの価格の1/8、1/4、1/3、1/2、1の倍数の価格帯で反動を受けやすいということが分かっています。

こういうポイントは決済ポイントとして注視しておいてよいところです。

3段上げ・下げを確認したら、20pipsなどの目標利益に達していなくても決済してしまうことも実践上では重要です。

また、5段上げ・下げを確認したら高確率で決済しておくべきでしょう。

これは相場の動きの傾向ですが、トレンドを形成し、その最高値・最安値を付けた後には反転の動きを見せた後、もう一度その最高値・最安値に挑戦しに動くことが多いです。

そして、大体は上抜ける・下抜けることなく、失速していきます。

決済時を逃したという時には焦らず、この最高値・最安値に挑戦しに動いたタイミングで決済いたします。

この最後の挑戦を持ってして、多くのパターンは移動平均線のトレンド反転が起こります。

利益が出ている時、特に相場の動きを抑えているのでしたら決済を急ぐ必要はありません。

また、順張りの理論はトレンドのタイミングが分かるようになれば、勝率と一回当たりの利益額が損切りの額に対して大きいことが特徴になります。

焦らず目標利益に達したら、また反転の兆候が出てきたら利益確定をしてしまい、分からないなら様子を見て、またチャンスがあるようならポジションを持つという姿勢を貫くことが大切だと言えます。

損切り条件

利益が出ている状態での決済のタイミングは焦らなくて良いのが特徴です。

ただ、もう一つの決済のタイミングとしての「損切りの方」は重要です。

損切りのタイミングは、予測した理論が破れた時です。

上げでポジションを持っているのなら、レンジ相場の直近の安値をブレイクされてしまった時になります。

下げでポジションを持っているのなら、レンジ相場の直近の高値をブレイクされてしまった時になります。

これらが意味することは、トレンドが形成されると予測してポジションを持ったのに、その予測した方向とは逆方向に大きく動かれてしまっているので、一旦決済をしてその後の成り行きを見るということにあります。

逆に大きく動かれてしまっている時には、移動平均線も予測とは逆方向へのトレンドを形成しているはずです。

順張りのトレンド理論は勝率も維持されており、利益額も損失額に対して大きいのが特徴ですので損切りを怠らず、きちんと行っていくことが重要です。

ポジションを持つと共に、損切り決済の条件は必ず入れておくべきです。そして利益額も固定するのでしたら、ポジションを持つと共に利益、損切り決済のポイントを入れて取引を行うのが有効だと思われます。

最後に

ギャン理論は難しいことを考えずに、移動平均線とエントリーポジションの傾向さえ掴んでおけば誰でも実行可能な理論になります。

ギャン理論の中でも順張りに徹底した投資の重要性が説かれていますが、FX投資も順張りに徹すれば、大きな損失を被ることもなく利益を積み重ねていくことは可能となります。

移動平均線の大きなトレンドが確認できたら、それに合わせてポジションを持つように心掛けるだけでも大きな成果が得られることとなるでしょう。